1月23日(土)から開催する「新和風のすすめ」~秋岡芳夫が提唱する低座の暮らし~。
当店としては初めての企画展です。
秋岡芳夫さんの考え方には共感する事ばかり。
素晴らしいなと以前から思っていて、建築、家具、暮らしを提案する当店でこの企画展ができるのはとても嬉しいです。
今回の企画展では「新和風のすすめ」という切り口で秋岡芳夫さんが提唱された「低座の暮らし」を体感していただける機会となります。
そもそも「低座の暮らし」って???
日本人が昔から馴染んできた座卓の生活「床座」ではなく
西洋から入ってきた文化、テーブルの生活「椅子座」ではなく、
その両方を融合させて日本人の暮らしに合った「低座」
と私は解釈しています。
何で「低座」がいいの?
それには秋岡芳夫さんが提唱されている「一机多用(いっきたよう)」がキーワードとなります。
昔のちゃぶ台の生活は良くデキていて
ちゃぶ台はある時は食事用のテーブルとして
ある時は勉強や読書用の机として
ある時は手芸や趣味用の作業スペースとして
ひとつのちゃぶ台でいろんな用途を兼ねていました。
このように一つの机で色んな使い方をすることを「一机多用」と言います。
また、昔の和室の生活も良くデキていて
ちゃぶ台をちょっと横に寄せて真中に広いスペースを作って
和室がゴロンと寛ぐスペースに
時には子供が遊ぶスペースに
そして家族が寝るスペースに
昔ながらの和室の使い方、機能的です。
でも椅子の生活は体への負担が少なく、家具を動かすことなくゴロンと寛げます。
それが一緒になるとこの上なく心地よく過ごせるのでは?
また西洋から入ってきた椅子とテーブルの生活は、サイズ感が西洋人ベース。
日本人に合うサイズで、時には胡坐をかいたり横ずわりしたりできたら更に快適なのでは?
そうなると低めのダイニングテーブルに、ゆったりとした低めの椅子を合わせてみるとめっちゃいいんちゃうの!
って感じかなと。私の解釈です。
「低座の暮らし」、結構魅力的です。
いや、秋岡芳夫さんの考えや提唱されていることはもっと深く思慮深い事ではあるので、こんな説明で恐縮なのですが・・・
でもまずはちょっと目線を変えて「低座の暮らし」を体感していただけたらなと思うのです。
ご興味ある方も無い方もちょっと覗いてみてください。
イベントの詳細はこちら