広島の府中市や福山市の近隣7社の合同イベント「瀬戸内オープンファクトリー」に行ってきました。

家具業界が盛況な時は日本各地の産地ごとに開催されていた展示会も時代と共に一部を除いてほとんど無くなってしまいました。
その後は集客が見込める東京の展示会に出展するようになりましたが、
こちらも徐々に出店に見合う反応が無くなってきたところにコロナが直撃。
ご存じのように数年間は展示会自体が開催出来なくなってしまいました。
コロナが落ち着き展示会が開催されるようになったものの、出展社も来場者も大幅に減少してしまい、
私達もわざわざ東京まで行く必要性を感じなくなってしまいました。

最近のトレンドは原点回帰なのか各産地で展示会が開催されるようになりました。
昔のように大きな会場で各メーカーが商品を展示するのではなく、各社に足を運んでもらうような工夫を凝らしています。
そのひとつが今回のように実際に家具を製作している工場も見てもらうという取り組み。
そうすることで作り手の顔が見えて商品の理解が深まり、お客様への説明にもより熱がこもります。
良い相乗効果だと思います。

まず伺ったのがソファメーカーの心石工芸さん。
こちらでは布のカバーリングの交換方法や革のメンテナンスについてのワークショップに参加しました。
ある程度はわかっていたつもりでしたが、改めて詳しくお話を聞いて、より理解が深まりました。
これはすごく勉強になって、これからお客様にもよりわかりやすく説明ができます。

次にお邪魔したのがわかば家具さん。
こちらは昨年3月に小泉誠さんの設計でショールームを大幅リニューアルされました。
お披露目の際に伺って以来でしたが、改めて小泉ワールド満載で思わず嫉妬してしまう空間です。
ショールームが新しくなったことで、スタッフを含めて色々なポジティブな変化もあったそうです。

松井木工さんでは村澤一晃さんと堀達哉さんの新作の箱物家具を見てきました。
デザインもさることながら松井木工さんの高い技術力が詰め込まれた家具はさすがの一言。
一番のお気に入りは堀さんデザインの新シリーズ。
繊細のデザインですが華美にならずにとても上品でした。
それが実現できたのも松井木工さんの技術力の賜物。
ただ写真を撮り忘れてしまいました…

オーダー家具が得意な高橋工芸さんでは工場を見学させてもらいました。
予約が必要なのに飛び込みでお邪魔してしまいましたが、親切にも社長自ら案内していただきました。
ありがとうございました！
こちらも写真を撮り忘れ…

最後に広島と言えば広島焼き。
こちらはちゃんと写真を撮りました。
次回からは本業の写真を撮り忘れないようにします(笑)