昨日から始まった「椅子のSML展」
椅子も洋服と同じようにサイズやフィット感を気にして選んで欲しい、という思いから始まったイベント。
低座ダイニングを中心に沢山の椅子が取り揃え、小柄な方から背の高い人までそれぞれに合った椅子を見つけてもらえます。
初日の昨日はギャラリートークを開催しました。
住宅設計者や女子大学の建築系の研究室の方や一般の方まで幅広く参加していただきました。
モノ・モノの菅村さんから「ハンドショッピングのすすめ~食器と家具の買い方・選び方~」というテーマで、
秋岡芳夫が残した沢山のメッセージの中から身体尺度(ヒューマンスケール)に
基づいたモノ選びについて話をしてもらいました。
続いて私は「身体と暮らしから家具を考える」というテーマで、建築士と家具屋の両方の視点から、
暮らしの中におけるダイニングのあり方や家具の選び方をお話させてもらいました。
これまで人前で話をした経験がほぼないので、うまく話せませんでしたが良い経験になりました。
資料を作りながら改めて自分の考えも整理できたような気がします。
参加者の中のお一人が大学院生時代の研究がダイニングチェアの寸法に関わる内容で、
今回のイベントの内容と驚くほどピッタリだったのでトーク中にご紹介させてもらいました。
その中で同じ椅子で高さを変えた7脚を並べて学生さんが座り比べて座り心地が良いと思った順に順位を付けてもらう
項目があったのですが、一番座り心地が良いと思った座面高さが37.5cmだったのは驚きでした。
今回展示している低座ダイニングの高さ(37cm)とほぼ同じなのです。
女子大学なのでモニターは全て女性ということで低い高さが人気だったのかもしれませんが、
低座ダイニングは女性人気が高いと感じていたので、それが裏付けられた気がしました。
その後は実際に色々な椅子を座り比べてもらい、ご自身の身体に合ったサイズを感じていただきました。
今回は少人数だったので車座でお茶を飲みながら和気あいあいとした雰囲気で進みました。
これまでのトークイベントは一方通行のような感じがしていましたが、
今回は参加者の方にもお話を振って発言してもらいました。
勉強会のような雰囲気で皆さんの考えや意見が聞けて、とても有意義な時間でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
イベントは2月25日(火)まで続きますので、是非お越し下さい。
期間中に開催予定のワークショップもどちらもまだ枠があります。
低座ダイニングに座って体験できる内容です。
是非ご参加下さい。
「バレンタインに贈るモダンカリグラフィー」
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「低座椅子で楽しむ茶道体験」
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