椅子を納品しました。
ご夫婦でそれぞれお気に入りの1脚を選ばれました。

ご主人がアッシュのDC09、奥様がオークのクレセント。
どちらも気に入られたのが板座の椅子でした。
板座の椅子は好みが分かれるところですが、
どちらの椅子も座面が丁寧に削り込まれているので優しい座り心地です。

クレセントは佐々木敏光氏がデザインして1995年に発売して以来、
「立ち上がりたくない」椅子とも呼ばれて長年愛されてきた椅子です。
「触感のデザイン」というコンセプトを基に制作されただけあり、
目を閉じて座っても良い椅子だと思える掛け心地と触り心地の良さがあります。

DC09はInoda+Svejeがデザインした椅子で、私が自宅でも愛用している椅子です。
初めて見た時にデザインの美しさはもちろん、座り心地の良さに衝撃を受けた1脚です。
座面は強度を保ちながらも限界まで薄く削り込まれています。
板座の椅子は座る人によって好みが分かれるところですが、
一般的な布張りの椅子とは違った良さがあるのでお薦めです。